連合島根は働く人の応援団!労働組合結成のお手伝いや仲間づくり、労働相談などを行っています!

メルマガvol.19号 2017年6月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン
vol.19号 2017年6月5日 連合の日 発行
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今日は5日「連合の日」です。

皆さんは6月というと何をイメージするでしょうか?多くの方は「梅雨」を
イメージすると思いますが、6月はいろいろな「○○月間」に指定されています。

「環境月間」「まちづくり月間」「食育月間」「男女雇用機会均等月間」
「土砂災害防止月間」「リュウマチ月間」などなど・・・
政府が定めるものの他にもたくさんありますが、私たち連合は6月を
「組織拡大推進強化月間」「男女平等推進月間」にとしています。いずれの課題も
従来から重点課題として取り組んできました。

この「○○月間」で改めて課題を整理し今後の取り組みを進めることとしています。
今、「働き方改革」議論の中でも「36協定」の重要性が指摘されています。
職場に労組がなく集団的労使関係の外にいる労働者は36協定の内容はもちろん
その存在も知らない人が多いのも現実です。

「全ての労働者を集団的労使関係の輪の中へ~1000万連合の実現!」に向けて
連合島根も頑張ります。

さて今回の執筆担当は県私鉄の内田委員長です。
電車・バス・タクシーでいつもお世話になっております。

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皆さんこんにちは。連合島根で執行委員を仰せつかっております、
島根県私鉄バス・ハイタク協議会の内田です。

私の出身産別は、鉄道・バス・タクシーの公共交通に働く仲間の組織です。
私たちは、私鉄総連「日本私鉄労働組合総連合会」の一員として、中国5県の仲間と
共に、私鉄中国地方労働組合を結成し、春闘で賃金引き上げを、秋闘で労働協約の
見直しなど、労働環境改善の取り組みを、政策活動として、公共交通改善の取り組みや
行政に対し制度政策要求を取り組むことなどを、主要な闘いと位置づけ取り組みを
進めています。

近年では、保育士や介護士の人員不足、宅急便などでも人手不足のよる、業務の
見直しや運賃の改定といったニュースが多く聞かれていますが、私たち、鉄道・バス・
タクシーの職場においても、人手不足は深刻な問題となっています。

必要な乗務員が確保できずに、休日出勤や、時間外労働で、何とか仕事を回している、
最悪の場合には、運行本数を減らして対応せざるを得なくなっているところも出てきて
います。なぜ、働く人が集まらなくなってきたのか、長時間労働・不規則勤務であり
ながら、対価である賃金水準は低く抑えられている。また、考え方の変化もあり、土曜
日曜はみんなと一緒に休みたいという思いが強くなっているとも聞きます。しかし、
一番問題なのは、私たちの仕事の社会的地位が低くなっているということではないかと
いうことです。私は、勉強のため、オーストラリアや韓国に交通事情視察にいった
ことがあります。そこでは、公共交通を重要なインフラと位置づけ、行政による
支援や、一体となった運営が行われ、公共交通で働きたいという人が大変多く、人気の
職業となっていました。国民全体が鉄道・バス・タクシーは必要という認識を共有し、
利用しやすいものにしていく取り組みがされています。今の日本では、全く逆の方向に
進んでいる状況です。

行政の支援は縮小の検討がされ、自動運転や無人運転など実証実験が進められ、海外で
導入され犯罪や事故など大きな問題が多発し、社会問題化しているライドシェアを
推し進めようとしています。

私は、鉄道・バス・タクシーなど社会生活に必要な社会インフラの一つであり、無く
してはならないものと考えています。私たちは、賃金水準の引き上げや、労働環境の
向上など、しっかりと整え、いろんな方に集まり働いてもらえる環境を作っていかな
ければならないと思っていますが、一方で、地域の皆様に必要とされ、利用してもら
える公共交通となっていけるように公共交通とそこに働く仲間の社会的地位が向上し
ていくよう取り組みを進めていきたいと思っています。

鉄道・バス・タクシーは本当にすばらしい移動手段です。安全に、安心して移動して
もらえるように日々私たちは心がけています。機会を見つけてご利用いただけると
幸いです。

 

(文責:事務局長 原田) 
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【編集・発行】
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