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メルマガvol.18号 2017年5月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン
vol.18号 2017年5月5日 連合の日 発行
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今日は5日「連合の日」です。

今日は「こどもの日」、ご家族一緒に過ごしている方も多いと思います。
一方で、連休中も部活動がある児童・生徒も多いと聞きますが、教員の8割以上は
週に60時間以上働いている実態にあります。1ヶ月に換算すると過労死ライン
(80時間)を超えている長労働時間が教育現場を支えているのが現実です。
関係法令の見直しなども含めて学校職場の長労働時間の是正について連合島根も
今後とも取り組んでいきます。

さて今回の執筆担当は日教組の恒松委員長です。
教育現場の改善に向けて、特に教職員の「生活時間」の確保に取り組んでいます。

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みなさん、こんにちは。連合島根で執行委員を仰せつかっています、
島根県日教組協議会の恒松です。

この4月から執行委員となったばかりで、いきなり「メルマガへの寄稿を!」
という宿題を出されて、大変困惑していると同時に、「何で3月じゃなかったの~」
と思っていますが、まずは、私の出身単組の紹介をさせていただきます。

私の出身単組である、島根県学校事務職員労働組合(島根学事労)は、島根県内の
公立の小学校、中学校に勤務している学校事務職員だけで構成されている組織です。
学校事務職員は、1つの学校に1名ないし2名しか配置されていない「少数職種」
であるため、かつては、学校事務職員の労働条件の改善にむけた要望や要求が
届きにくい、課題解決にむけての取組が十分に行えないといったこともあり、
「自分たちの課題は、自分たちで解決しよう!」をスローガンに学校事務職員だけの
労働組合が誕生しました。

今でも、学校事務職員の職務内容やこれからの学校事務職員の在り方など私たちが
解決していかなくてはいけない課題はたくさんありますが、まずは、誰もが健康で
安心して職務に専念できる環境を整える、そのことがそれぞれの持っている力を
発揮することにつながり、すべての子どもたちの学びを支えることにつながると
考え、取組を進めています。

さて、この1月と2月に山陰地方を襲った大寒波のことは、まだ記憶に新しいことと
思います。私は、その最中の2月11日に会議のため、米子空港から空路東京へ行く
予定にしていましたが、前日にはすでに東京からの飛行機は欠航、したがって搭乗を
予定していた飛行機も欠航となってしまいました。高速バスで山陽方面へ行き、
そこから新幹線で東京へ行こうかと考え、インターネットで調べてみると、雪のため
高速道路が閉鎖となり、バスも運休していることが分かり、会議への欠席を覚悟して
いました。が、幸いにも出雲空港からの東京便に搭乗することができ、会議には
出席できました。しかし、帰りに搭乗した最終便が、出雲空港上空で旋回したのち、
着陸することが困難と判断され羽田空港に戻ってしまいました。

これまで幾度となく東京へ出かけていますが、こんな経験は初めてでした。
夜10時すぎに羽田空港に到着してから、翌日の搭乗便を自分のスマホを使って
手配をし、その夜に宿泊するホテルを探さなくてはいけません。途方に暮れた
私でしたが、(年齢を重ねたからでしょうか?)分からないことは知っている人に
聞けば良いということを覚えた私は、近くにいたJALの職員の方に自分のスマホを
渡し、手伝ってもらいました。
さらに、ホテルの検索までも手助けをしてもらいました。
職員の方にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、困りきっている者に
とっては、とても有難いことで、プロフェッショナルを感じる一時でした。

その翌日は、朝一番の飛行機で出雲空港へ向かい、東京から出雲上空まではとても
スムーズに飛行し、このまますんなりと着陸できると思っていましたが、あと少し
というところで機体が再び上昇し、前日の悪夢が頭を過りましたが、関係の方々の
努力と私たちの強い願いが通じ、無事に着陸することができ、その瞬間、機内では
思わず拍手が起こりました。まさにすべての乗客の心が一つになった瞬間でした。

共通の思いや願いが叶ったときには連帯感が生まれることをその場をもって
感じることができました。

そういう感覚は組合運動にも生じることかもしれません。思いを同じくする仲間が
協力して、何かを成し遂げること、それに向かって最大限に努力することは、
連帯感を生み、そのことがその組織をより強いものにすることでしょう。

この波乱に満ちた2日間は、自分自身の仕事ぶりを省み、プロフェッショナルである
ことがどれだけ人を安心させるかということを体感し、さらには連帯のメカニズム(?)
までも発見することができた意味深い旅となりました。

 

(文責:事務局長 原田) 
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【編集・発行】
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