メルマガvol.17号　2017年4月5日　連合の日　発行

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連合島根メールマガジン
vol.17号　2017年4月5日　連合の日　発行
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今日は5日「連合の日」です。

4月になり地域の春闘がヤマ場を迎えています。
昨年から従来の「大手準拠・大手追従」の賃上げ交渉から脱却し、格差是正に
向けた中小企業の積極的な賃上げが目立ちます。「サプライチェーン全体での
付加価値の適正配分」のためには、企業間の商取引の適正化が不可欠です。

長年にわたり定着してきた取引慣行を見直すのは社会的にも大きな課題ですが、
大手企業の下請けとして中小企業が生み出した付加価値が適正に配分される流れを
確実に拡げていく必要があります。

さて今回の執筆担当は紙パ連合の吉内委員長です。
江津市のランドマークとして県民にもお馴染みの日本製紙の工場ですね。

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連合の皆さんこんにちは、連合島根で執行委員を仰せつかっております
紙パ連合日本製紙労働組合江津支部の吉内（よしうち）です。
私が連合島根の執行委員になり2年目ということや、島根県ではマイナーな
「紙パ連合」についてこの場をお借りし若干紹介させていただきます。

紙パ連合の正式名称は「日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会」であり、
日本製紙労働組合を始めとする約90の労働組合が加盟している組織のことです。
本部は東京の青山にあります。紙パ連合本部は委員長以下5名の常任役員が
常駐しており、そこに集う組合員数は約25,000名となっています。

ちなみに紙パ連合発足は今から約30年前で2018年に結成30周年を迎えます。
全国に労働組合が点在しますので、北海道から九州まで、ブロック毎に地方本部を
置き日々の活動を行っています。江津支部は中国地方本部に所属しています。
中国地方本部でも1年間の活動方針を決める定期大会・春闘前の学習会・紙パ連合
として平和行動in広島への参加など1年でも数々の行事があります。

そんな紙パ連合（製紙会社）の悩みで挙げられる問題として、先ず紙そのものの
売上数の減少があります。紙といっても幅広く、どの家庭にもあるティシュウ・
トイレットペーパー等の家庭紙、紙パックジュースの容器、オフィスで使用される
コピー用紙等の情報用紙や新聞用紙等、この他にも用途によって様々な種類の紙が
あります。

さて、一昔前までは本は当然ながら本屋で買う物、老若男女関係なく読みたい本が
あれば本屋さんに買いに行っていたと思います。自分が子供の頃も毎週の様に少年
雑誌を買うのが楽しみでした。

ところが今はどうでしょうか・・・時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、
今はスマホ一台あれば何でも出来る恐ろしく便利な時代になっています。
当然読みたい本があれば殆どのものはスマホで購読できるでしょうし、ネットでは
新聞以上に最新のニュースが掲載・更新され続けています。

情報の伝達がこのように紙から電子媒体へシフトされつつあり、雑誌・新聞の発行
部数の減少も顕著になってきています。学校の教科書でさえ電子化されつつあると
聞きます。紙会社の人間にしてみれば実に寂しい限りであります。

しかし紙産業もこの状況を打破すべく紙会社であっても紙以外の分野で事業構造の
転換を進めている企業も目立ちます。
世の中から紙そのものが直ぐになくなることは考えにくいですが、そういう時代も
来るかもしれません。

また一時期、製紙会社は森林破壊だという悪いイメージもありましたが、計画的な
植樹も行い、不要になった紙はリサイクルされ再生紙としてきっちり生まれ変わる
という循環型産業であります。連合の皆さんにおかれましてはデジタルも結構ですが、
是非とも本や新聞を始めとする紙製品へのご愛顧をお願い申し上げます。

最後にこの時期で最も重要である2017春季生活闘争、皆さんの労組におかれましては
どうだったでしょうか？
連合の掲げる「底上げ・底支え」「格差是正」は成し遂げられましたでしょうか？

この2017春季生活闘争については後ほど連合島根でも点検・総括されるかと思いますが、
4月に入っても引き続き交渉中の労組もあるかと思います。
現在交渉中の労組におかれましては粘り強く交渉を行い、組合員のために
この2017春闘を勝利していただきたいと思います。

──◆◇ 今月・来月の連合島根の主要日程 ◆◇───────────────────

●4月9日
　出雲市長・市議選投票日

●4月16日
　松江市長・市議選投票日

●4月29日
　第88回島根県中央メーデー（松江市北公園）

（文責：事務局長　原田）　
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【編集・発行】
　連合島根　http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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