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メルマガvol.120号 2025年11月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン
vol.120号 2025年11月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、連合島根東部地域協議会 原田 一輝議長(自治労)、中部地域協議会 西口 武志議長(JR連合)、西部協議会 高平 淳一議長(JP労組)からの寄稿です。

 

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【連合島根東部地域協議会 原田 一輝議長】

東部地協議長(自治労・松江市職員ユニオン選出)の原田一輝です。
島根県を舞台にした、連続ドラマ小説「ばけばけ」が始まりました。最近、観光客の方に「しじみ汁が食べられるお店はどこですか」と尋ねられたり、県内外の知人から登場スポットについて聞かれることが増えました。

そんな中、東京・銀座に島根ゆかりのネタをキャッチしました。インバウンド外国人旅行客は過去最高を記録していますが、観光地化しているのが銀座です。その銀座の中でも、トップレベルに観光地化しているのが銀座ロフト。2025年7月の食品を含むバラエティー雑貨の売上数量上位10品目中8品目が抹茶関連で、うち3品目に県内老舗茶屋の名前が。
世界的抹茶ブームが、お茶処・島根県と繋がり、内需拡大に向けて何かヒントがあるかもしれません。
ちなみに私、仕事で出張した際には、山陰地方や島根産の食材を使っているお店を意識して探しています。「島根に届きますように」と、「好循環」が起こることを願って。

「ばけばけ」のような千載一遇のチャンスは、地道な毎日の努力の積み重ねこそが身を結ぶものと信じていますが、これは労働運動も同様です。
そして、「好循環を起こす」といった前向きな気持ちの持ちようで、労働組合は無限の可能性を持っています。
1日1日の積み重ねを大切にして、ひとつひとつは必ずどこかに繋がっていく。幅広く、社会誰ものハッピーを願えるのが労働運動。そう信じて、日々あれこれ考えています。

 

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【連合島根中部地域協議会 西口 武志議長】

連合島根で中部地域協議会(以下、中部地協)の議長を仰せつかっております西口と申します。出身産別はJR連合でございます。今回メールマガジンへの寄稿の機会をいただきましたので、『若者の組合離れ』について触れてみたいと思います。

皆さんも肌で感じておられるかもしれませんが、昨今『若者の組合離れ』という話をよく耳にします。調べてみますと、「古臭い」「閉鎖的」「政治活動に偏っている」など、ネガティブな意見が多く挙げられています。実際の活動や取り組みにおいても、参加する人がいない、限られた人しか参加しない、そのような状況が多く見受けられます。この状況は私の出身単組の組合員や中部地協の各産別・単組の代表者の方々に伺っても同様の声をいただくことから、中部地協内でも『若者の組合離れ』傾向が進んでいる状況であると考えます。

中部地協では、9月27日に現在の三地区会議(出雲・雲南・大田)の青年女性委員会を統合し、新たに『中部地協青年女性委員会』が発足しました。今回の組織改正を行った経緯として、各地区会議内の活動において、前述した課題のほか、青年女性委員会の整備が道半ば、役員メンバーが少なく企画や活動もままならないといった課題解決を目的に、皆さんで意見を出し合って立ち上げた施策であります。

今後も中部地協は、三地区会議及び青年女性委員会の皆さんとしっかりと連携を図り、若い組合員が参加しやすい、参加してみたい活動を企画・展開してまいります。それぞれが積極的にコミュニケーションを図り、固い絆で結ばれた仲間づくりと、強固な組織づくりを目指して、共に頑張りましょう!

若い組合員は、将来の組合活動を支え、将来へ繋いでいく、重要な人『財』である。

 

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【連合島根西部地域協議会 高平 淳一議長】

今期の連合島根メールマガジンのトリを務めます、連合島根西部地域協議会、議長の高平です。出身はJP労組です。よろしくお願いします。

7月20日に執行されました、第27回参議院議員選挙の比例区における産別組織内候補と共に鳥取・島根選挙区の中山集さんの取組につきまして、関係者の皆様大変お疲れさまでした。殊に2016年から適用された合区選挙区の選挙戦においては、今回も同様に選挙区の広さから候補の顔が見えづらい、また候補の政策が伝わりづらい、加えて低投票率であったことなど多くの課題が指摘される結果となりました。

ところで、私たちが住む島根県の歴史を少し振り返ると、明治4年の廃藩置県の前後には、現在と比べて複数の県に分かれていた時期がありました。明治維新後の混沌とした行政改革により、西部地協のエリア、県西部もまず大森県が誕生し、その後程なくして浜田県が誕生し、東部地域をエリアとする当時の島根県に明治9年に編入されるまで続きました。今では想像しがたいことですが、大森の街中に県庁があったこと、今の浜田郵便局(かつての私の勤務地です)のある場所に県庁があり行政の中心的役割を担っていたことなど非常に興味深く感じます。また、この広大な合区選挙区、鳥取・島根両県がかつて一つの県として存在していた時期があったことをご存じの方もおられると思います。

このように、幾多の変遷があったとは言え、明治14年今の島根県の形に落ち着き、それからおよそ140年もこの「島根県」として多くの島根県民の支えによって続いてきたことには大きな意味があると言えます。一方、合区選挙区が誕生したことも昨今の人口減少や歴史的背景、極めつけは一票の較差の裁判所判断により、合理性があるとも言われていますが、果たしてこのままでいいのでしょうか。島根県民、地方の民意は国政にしっかり反映できているとは言い難いと言えます。政策実現において都市と地方の格差は拡がるばかりです。
早急な合区の不合理解消に向け引き続き連合として与野党に働きかけを行っていく。そのためにも一人ひとりが政治への関心を高める取り組みを更に進めてまいりましょう。

 

──◆◇ トピックス ◆◇──────────────────────────

●島根県最低賃金改定
 11月17日(月)から「1,033円」になります。

●過労死等防止対策推進シンポジウム
 11月20日(木)13:30~15:30、ビッグハート出雲

●第19回定期大会
 11月21日(金)、労働会館

●東部地協第11回定期総会
 11月28日(金)、労働会館

●中部地協第8回定期総会
 11月29日(土)、ラピタウェディングパレス

●ワークルール検定2025・秋
 11月28日(金)~29日(土)

●第38回地SUN地SHOW祭り
 11月30日(日)11:30~15:00、くにびきメッセ大展示場

 

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【編集・発行】
 連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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