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メルマガvol.118号 2025年9月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン
vol.118号 2025年9月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、島根県私鉄バス・ハイタク労働組合協議会 吉本 徳生議長、島根県高等学校教職員組合 廣瀬 卓執行委員長からの寄稿です。

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【島根県私鉄バス・ハイタク労働組合協議会 吉本 徳生議長】

島根県私鉄バス・ハイタク労働組合協議会の吉本です。今回は島根県西部地方の益田市で起きている現状について少し触れたいと思います。

2025年4月1日より市内路線3路線が廃止となりました。益田市がその廃止に伴い代替交通機関をする事となったが匹見線については、一日4便と石見交通運行時(9便)より大幅な減便となり半分以下となった。匹見町の住民からは、このままでは交通弱者は多大な影響を受け、地域の衰退を一層進行させる、と訴える声が上がっている。他の廃止2路線も厳しい状態となっている。又、9月末を以て1路線(二川線・16便)の廃止が決まっているが、会社の状況からすると従業員不足は無く、益田市と石見交通の間で補助金のあり方について仲たがいが生じている事が原因と思われる。

この件については、名古屋大学の加藤博和教授が間に入り中持ちを買って出たが、会社は加藤教授と会うこともせず和解が成立する事は困難であると思われる。加藤教授は廃止路線となった匹見地域に足を運び住民と意見交換などをしてきた。9月末には1路線(二川線)廃止後、191号線戸河内経由の広島新広益線を1便増やしての(6便)運行を行う計画となっているが、市内路線を廃止してまで行うことなのか組合としては疑問に思う。市は補助金を出さないとは言っていないとの話であり、補助金の使い道としては従業員の処遇改善に当てるのであれば、補助金は出しますと言っているが、石見交通としては補助金の使い道に関しては、何に使っても良いのではと反発している状態である。今まで路線の廃止・減便等をする際、コロナより離職者が増え乗務員不足が加速していく中、対応が出来ないといった経緯があり、市としては これ以上乗務員が不足し更なる廃止につながることを恐れての思いが、この度の補助金の使い道のあり方としての対応だったのではないかと思われる。

このままだと来年には他路線(小島線)廃止や市内路線減便も起こりかねない。過疎地域として地域密着型利用者目線で行う事が公共交通のあり方である。今は乗務員の確保は出来ているが、乗務員の高齢化が進み退職者等が増えていく中で、この先減便をせざる負えない状況が出てくると思われるが、そのようにならないよう、乗務員の確保は急務である。国・県・市が後期高齢者に対し免許返納を促しているにも拘らず、移動手段となる公共交通が過疎地域路線の廃止をすることは、免許返納をしたくても出来ない状況に陥ることになる。早急に、市長と社長でのトップ会談を行う必要があると思われる。早期解決し地域住民が安心して利用できる公共交通を目指さなければならない。

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【島根県高等学校教職員組合 廣瀬 卓執行委員長】

島根高教組の執行委員長をしております廣瀬と申します。9月に入り、学校では2学期が始まりました。この2学期のスタートにあたり、思うことを二つ書きたいと思います。

一つ目は、学校のエアコン(冷房)の設置状況です。島根県内の小中高校・特別支援学校の教室はエアコンが100%設置されています。ところが体育館の設置状況になると、特別支援学校では100%ですが、小中高校では、ぐんと設置率が下がります。そのため、始業式は、暑さ対策として、子供たちは教室に居てリモートで行うところも多いようです。近年の暑さは異常です。子供たちはもちろん、大人の健康や安全を考えた時、全校種で100%の設置となることを望みます。

もう一つは、心の不調についてです。私が小さい頃、夏休みの終わりが近づいてきても、ほとんど宿題に手を付けておらず。2学期の始業式の日をとても憂鬱に迎えたのを覚えています。そのあたりは、我が子が小さい頃にも同じことがあり、時代が変わっても変わらないことかもしれません。ただ、最近は深刻な状況で2学期の始まりを迎える子供たちもいます。友達や教員との関係、学習についての悩み等によって学校に向かえなくなったり、中には自ら命を絶ったりする子供もいます。児童生徒の不登校数は毎年増加をしています。また自死数も同じく増えています。大人として、教員としても子供たちが心身ともに元気で過ごしていることが何より嬉しいことです。そのことが、教員として働くことの力にもなります。そんな大人も新学期のスタートにあたり、心の不調を訴える人もいます。月並みなことを言えば、悩みは抱え込まずに誰かに話すことが大事です。AIに話しかけるのもよいと聞きます。安心して話ができる相手がいることが大事ということです。我々組合は、これからも安心して話ができる仲間の集まりであり続けたいと思います。

 

──◆◇ トピックス ◆◇──────────────────────────

●連合島根2025列島クリーンキャンペーン
 各地区会議の主催により9月~10月に実施されます。

●2025平和行動in根室
 9月6日(土)~8日(月)、根室市他

●アフリカ支援米「稲刈りイベント」
 9月27日(土)、松江市佐草町

 

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【編集・発行】
 連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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