メルマガvol.115号 2025年6月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン
vol.115号 2025年6月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、交通労連島根県支部 丸山 武執行委員長からの寄稿です。
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【ライドシェアについて】
交通労連島根県支部の丸山です。
今回の投稿は最近よく耳にする「ライドシェア」について触れたいと思います。
「ライドシェア」とは、一般の人が有償で人を運ぶサービスと定義されており、新たな移動の方法として、国内で議論がされています。また、2024年からは自家用車活用事業「日本版ライドシェア」が始まりました。私は否定派のひとりですが、しかし地方ではこれまでも近い取り組みが実施されています。
近年、バス、タクシーは担い手不足が深刻になり、維持したくても維持できない。利用者は乗りたいときに乗れない。この状況の中、行政側は最低限の路線の確保のため営業ナンバーでないバス、タクシーを特定地域で走らせる方策を取ってきました。
その一つが交通空白地における自家用有償旅客運送。これは、旅客を有償で運ぶ際には緑ナンバーで運行しなければならないが、白ナンバーで運行できる制度です。メリットは2種免許がいらない事。すでに国内では、「ライドシェア」を新たに導入しなくても実施されているのです。しかし人を運ぶ仕事は、命を運ぶ、人生を運ぶといっても過言でありません。ひとたび事故が発生すれば、運んでいる乗客の人生をも狂わす責任の重い仕事です。その為に人を運ぶことを生業にとするには2種免許が必要でした。この2種免許を取得するには、1種免許よりハードルが高く合格率も低いため、2種免許保持者は、プライドをもって仕事をしています。
しかし、2000年以降に規制緩和が実施され、この業界は新規の事業者が参入し、競争が激化、事業者は生き残りをかけてコスト削減にかられ、運転士の処遇は向上せず離職が相次ぎ、昨今の「ライドシェア」導入議論に発展しています。本当に2種免許は必要ないのか?「ライドシェア」の議論の前に、監督省庁に 問うてみたい。
皆さんはどう思われますか?
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●女性のための全国一斉集中労働相談ホットライン
~仕事で悩むあなたを応援(サポート)します~
6月10日(火)~11日(水)10:00~18:00
●2025平和行動in沖縄
6月23日(月)~25日(水)、沖縄県那覇市他
●2025ジェンダー平等推進研修会
6月28日(土)14:00~、浜田ワシントンホテルプラザ
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