メルマガvol.110号 2025年1月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン
vol.110号 2025年1月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
2025年最初の寄稿は、連合島根 成相善朗会長による年頭のあいさつです。
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皆様あけましておめでとうございます。
昨年は元日から能登半島で地震が発生し、その後の大雨災害など各地で自然災害がつづく1年でした。また、猛暑により近年にはなかったコメ不足を経験することになり、改めて食料の重要性を感じた年でした。
毎年、気候変動による災害が続いていますし、人口減少による人手不足は、製造業や農林水産業をはじめ、すべての産業において深刻な労働力不足を引き起こしていきます。地元で働く良さをさらに高めていくことが必要です。
政治では、衆議院補欠選挙と第50回解散総選挙が行われ、私たち連合島根が推薦して取り組んだ亀井亜紀子さんが当選し、長年続いてきた保守王国島根における政治基盤の転換をはかることができました。
その大きな要因となった政治とカネの問題は、過去から事あるごとに言われ続けてきた課題であり、国民の政治への関心が薄れていくもっとも大きな要因でした。改めて今回の選挙で与党が過半数割れになったことは、政治の腐敗を思う国民の皆さんの正しい審判が行われたものと感じています。
さまざまな年収の壁の議論が高まっています。しかし、税金を安くする、社会保険料を安くすることだけが目的になってはいけません。可処分所得を高めることも大切ですが、根本である所得、収入をあげなければ小手先の対応だけになってしまいます。
壁の中でももっとも見直すべきなのは130万円の壁であろうと思います。月20時間、月8.8万円の制約がいかに現実から離れ、働き方を縮小させ非正規を拡大させ、女性の就労を妨げているのかを真剣に受け止めなければいけません。
したがって、年収130万円の壁を段階的になくしていき扶養の範囲も縮小しながら、だれもが稼ぐ力を高め、所得を向上させることが将来において最も重要だと考えます。
同時に、将来にわたって社会保障制度が維持でき、水準を引き上げていくことができるのかも重要な問題です。私たち労働者自らも社会保障制度を維持していくための助け合い、支えあう責任を持っていることを忘れてはいけません。
政権与党が過半数を割り、野党の提案も審議され国会が熟議の場に変わりました。これからの議論も単純なテーマだけではなく、税制と社会保障制度、そして働くことが尊厳される働き方を合わせた将来に向けた議論が行われること強く期待しています。
皆様にとって今年1年が良い年になりますことを祈念し、新年のあいさつとします。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
──◆◇ トピックス ◆◇────────────────────────────
●連合島根新年賀詞交歓会
1月6日(月)、労働会館
●連合島根第71回地方委員会
1月17日(金)、労働会館
●2025連合島根新春旗開き
1月17日(金)、ホテル一畑
●西部地協2025春季生活闘争開始宣言集会・新春旗開き
1月25日(土)、浜田ワシントンホテルプラザ
●中部地協2025春季生活闘争開始宣言集会・新春旗開き
1月25日(土)、ラピタウェディングパレス
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