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メルマガvol.102号 2024年5月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン vol.102号 2024年5月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、山陰電力総連 門脇直人会長からの寄稿です。

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少し前になりますが、先輩から「こうなってはいけない」とある雑誌を渡された。

その雑誌に記事の内容は、労働組合に失望する組合員の取材やアンケートであった。中高年の技術者である組合員が、会社の経営悪化に伴い退職勧奨ともとれる内容で 会社に退職を勧められため、労働組合に相談したが、全く対応してもらえず最終的に 退職し労働組合にも絶望しているという内容であった。また、記事にはアンケートの記事が載っており、組合に対して「全く期待しない・あまり期待しない」が5割程度で「大いに期待・期待している」の3割に大きく上回っているとし、その理由として「会社と同じ対応しかできない」「組合の経営側に対する発言力が小さい」等が主な理由として記載があり深く考えさせられた。

戦後以降の経済成長時代を含め諸先輩型が労働組合で勝ち得た春闘や条件闘争で勝ち得たベアや労働条件などは大きな成果であったが、日本ではバブル崩壊以降、賃金の下落が続いている状況もあり、過去の勝ち得た大きな成果に比べれば勝ち得た成果は見えづらくなっている。記事などから鑑みても、こうした状況は労働組合の存在意義が問われる原因となり、組合離れが進む一因になっているのではないでだろうか。事実、組合員の価値観や生活観が多用化するなかで、労働組合の必要性を感じない組合員も増えて来ていると思うし、身近にもそのよう感じることが多々ある。

今後どのように労働組合の存在意義を見出すのか。やはり時代が変わっても労働組合は人に寄り添うことが重要だと思う。どんな時代でも人と人とが心を繋ぎ其々が助け合い寄り添っていくこと、これこそが労働組合の精神であり、このことは未来においても変わらないと思っている。現場で働く人たちの声を聴き・寄り添い様々な課題を解決していく、そうして対応したことをしっかりフィードバックし理解してもらう、これを地道に実践することが、組合員に必要とされる労働組合へと繋がり、団結力が生まれ闘うことのできる組織となると思う。

「組合のために火をともす活動を!!」

 

──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────

●第20回公共交通利用体験ツアー
 5月19日(日)9:15~
 JR出雲市駅~一畑バス(株)~JR後藤総合車両所出雲支社

●アフリカ支援米「田植えイベント」
 5月25日(土)10:00~、松江市佐草町

 

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【編集・発行】
 連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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