メルマガvol.98号 2024年1月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン
vol.98号 2024年1月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
2024年最初の寄稿は、連合島根 成相善朗会長による年頭のあいさつです。
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新年あけましておめでとうございます。
本年も連合島根の運動に対し、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
さて、昨年は物価高と賃上げが大きく取り上げられた1年でした。連合も30年ぶりに高い水準で賃上げを行いましたが、物価上昇には追い付かず実質賃金はマイナスが続いています。
特に最近、値上げ感を強く感じるのは、日々購入する食料品価格とホテル宿泊費です。買い物も気がつけば4,5千円、東京で宿泊するには多くのビジネスホテルで15,000円以上が相場になっています。
いままでデフレ下で低価格競争が行われていた経済が一変し、急激に価格上昇に転換していく経済に変わりつつあります。そして賃金上昇が遅れを取っている状況にあります。
2024春季生活闘争では、連合は「みんなで賃上げ、ステージを変えよう」をスローガンに5%以上の賃上げを最低目標として取り組んでいくことにしています。特に大多数の中小企業での賃上げが重要であり、大手企業の利益が生産、販売すべてのプロセスに関わる中小企業に還元され労務費に反映される流れを作りだしていかねばなりません。政治は闇雲に賃上げ、経済と騒ぐだけでなく、労務費の適切な転嫁を強く企業に求め対策を講じることが必要です。
次に、世界で2つの戦争が行われていることを忘れてはいけません。長引くウクライナ侵略とイスラエルのガザ地区攻撃です。ロシアとアメリカ、2つの大国が人道的に行き過ぎる戦争で解決しようとする世界の非常識を止めることができません。一日も早い終結と、いかなる問題でも軍事や武力を使わない国際社会の役割、日本の役割を考えてみなければなりません。
また、昨年末から明らかになった自民党派閥の政治資金規正法違反によって大臣が更迭されるなどカネと人事にまつわる権力の腐敗が明らかになり、大きな政治不信を招いています。選挙制度と政治資金の規制を根本から見直す議論が求められます。政治家が国民に対し、誠実で可視化された政治とカネのあり方について真摯に向き合う必要があります。
政治がクリーンで国民に身近なものになる国とは、政権の交代が適度に行われる国だと考えます。予算の使い方、政策の考え方、政治への監視など権力が長期になれば腐敗することは今回のことをみても明らかです。
政治家を選択できるのは国民です。国民の責任でもあり選択できる権利を大切にし、皆さんの意志を選挙に反映してほしいと思います。
終わりに、本年はこれからの税と社会保障について議論が進んでいくと考えます。少子高齢社会が続くなかで、将来にむかって国民の負担感を減らし安心感を高めるにはどんな社会にしていくのか、しっかり見極める1年にしたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────
●連合島根第68回地方委員会
1月18日(木)、労働会館
●2024連合島根新春旗開き
1月18日(木)、ホテル白鳥
●西部地協2024春季生活闘争開始宣言集会・新春旗開き
1月20日(土)、浜田ワシントンホテルプラザ
●中部地協2024春季生活闘争開始宣言集会・新春旗開き
1月27日(土)、ラピタウェディングパレス
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