メルマガvol.3号　2016年2月5日　連合の日　発行

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連合島根メールマガジン
vol.3号　2016年2月5日　連合の日　発行
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今日は5日「連合の日」です。

先月は最大級の寒波が襲来し寒さが厳しい日が続きましたが、
みなさんお元気でしょうか？

連合島根は1月22日の地方委員会で「2016春闘方針」と「参議院選挙闘争方針」を
決定しました。今年の春闘では「9300円の賃上げ」を目標に、あわせて、
労働時間の長い島根の「時短」を積極的に進めていきましょう！

夏の参議院選挙においては選挙区「福島浩彦（ふくしまひろひこ）」氏を
推薦決定しました。今の政治状況を変えないと勤労者の働き方や暮らしは
良くなりません。これから福島さんの顔と名前を覚えてもらえるよう
職場周りも開始予定です。ご支援よろしくお願いします。

さて、今月号の執筆担当は成相副会長（自治労委員長）です。
仕事と家庭の両立を実践している立場から今の社会に警鐘を鳴らしています。

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連合島根副会長の成相です。
何を呟こうかと思いを巡らせましたが、少し堅い話になりますがご容赦ください。

昨年8月に女性活躍推進法が成立し、301人以上の企業・自治体は事業主行動計画を
4月までに策定し県労働局に届け出ることが義務となり、女性が職業生活において
活躍することを目的に、女性労働者の採用割合、男女の平均勤続年数の差異、
各月の残業時間の状況、管理職の女性の割合などを把握・課題分析することになった。

ところで今、共働き世帯と言われる世帯はどれぐらいあるのだろう。

内閣府の調査によれば、1980年は片働き世帯（専業主婦世帯）が65％であったが、
2014年には38％に減少し約30年間で共働き世帯が大幅に増加し真逆になっている。
まさしく女性だけが家事・育児をする時代ではなくなった。
また単身・核家族世帯が増加し、三世代世帯は減少し、家庭と家計の構造は
大きく変わった。

昔のように同居世帯であれば、家計や家事・育児は家庭で助け合って支えることが
できたが、核家族ではそうはいかない。だから現状は生活を維持するためには、
誰もが仕事につかねばならない家庭が圧倒的に多い。そのうえに家計を主に
担っている人で非正規労働の人が半分近く存在する。

そういう現状でも毎日の家事はなくならない。一端家庭で育児や介護が必要になれば
誰かがやらなければならない。政府は、保育施設や介護施設を増設し、
離職者をゼロにすると言っている。利用者はすべて費用が必要で、お金がなければ
サービスを受けられない社会が進むのだろうか。そして保育士や介護士の離職率は
依然高い。施設をいくら増やしてもそこで働く人が不安定な雇用であったり、
低賃金であれば離職は止まらず運営は行き詰まるだろう。

非正規労働者が4割を超え、その7割は女性であり賃金や働き方は不安定である。
男女ともに仕事と家庭の両立支援は必要で女性の就労や社会参加を進めることは
重要だ。しかし、生活の基盤は家庭であり、その基盤を支える安定した雇用と
賃金の均等待遇が必要で家計の負担を少なくすることが重要だ。

政治は、賃上げを求める前に労働者派遣法や保護ルールの緩和を止め、経営者に
非正規労働者をなくすことを国策として求めることをまずやるべきだろう。

人口減少は確実に進んでいくだろう。そんな中で安い労働力で経済を回す社会
ではなく、国民の生活の質を高める社会にするべきではないか。

働く男性も女性も家庭の家事・育児・介護に向き合わなければならない。
そして、家庭での家事、育児、介護に対しても労働の価値を持たせる社会を
作ることが大切ではないだろうか。まずは、すべての労働者の育児や介護休業の
補償をしっかりとしたものすることが必要であると私は思う。

──◆◇ 今月の連合島根の主要日程 ◆◇────────────────────────

●2月6日（土）
「～初歩から学ぶ～社会保障基礎講座」（自治労会館）

●2月12日（金）
島根県経営者協会・連合島根意見交換会（ホテル一畑）

●2月15日（月）
連合推薦県議団との2月県議会定例協議（県庁）

●2月17日（水）
連合島根ユニオン（地域ユニオン）定期総会（労働会館）

●2月20日（土）
地協議長・事務局長会議（労働会館）

●2月29日（月）
県政記者クラブとの定期懇談会（労働会館）

（文責：事務局長　原田）
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【編集・発行】
連合島根　http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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