メルマガvol.89号 2023年4月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン vol.89号 2023年4月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、交通労連島根県支部 丸山 武支部長、
JR連合島根県協議会 大川達也議長からの寄稿です。
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【交通労連島根県支部 丸山 武支部長】
「2024年問題について」
最近、報道等で「2024年問題」を目にすることが多くなってきた。いわゆる時間外労働上限規制のことで、長時間労働を是正するために設けられた規制である。
時間外労働は原則として月45時間、年間360時間と定められている。また、特別な事情があり労使で合意した場合でも年間720時間以内となった。大企業は2019年4月から、中小企業は2020年4月から適用された。しかし、医師、建設業、自動車運転業務者はこれまで規制のない青天井であったが、2024年4月より年間960時間の上限規制がかかることになった。
このことにより、物流や公共交通(バス・タクシー)は今まで長時間労働で担ってきたが、規制により今までの人員では需要に対応できなくなるとして、大きな問題となっている。これが、2024年問題である。
この規制は、業界で働く者を守る規制であるが、時間外労働で賃金が成り立っている現状では、働く者にとっても素直に喜べない側面がある。働く時間が短くなれば、これより収入が減る。公共交通、物流は低賃金であり年間平均3500時間程度拘束されて、収入は全産業平均よりはるかに低い水準である。このため、若い世代の求職は皆無となっており、業界全体で高年齢化が続いている。
このままでは、この産業がなくなってしまうのも時間の問題であり、今までの暮らしに様々な影響が出てくることが間近に迫っている。担い手を増やすため、業界の処遇改善に取り組んでいるが、運賃等の価格転嫁が容易でないため進んでいない。その為、我々労働組合は業界に対して、処遇改善に係る費用分の運賃値上げを要請している。昨今の物価上昇で様々な値段が上がっている中、荷物の送料、公共交通の運賃までもと思われるかもしれないが、利用される方にご理解を頂いて、魅力ある業界、持続可能な産業となる様に取り組んでいきたい。
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【JR連合島根県協議会 大川達也議長】
統一地方選が告示(3月31日)され、選挙戦も本格的にスタートしたと思いきや、早くも折返しを迎えました。連合島根推薦候補者における最後までの奮闘と必勝を心から祈念いたします。
さて、目下行われている統一地方選は、第2次世界大戦後、新しい地方自治制度が設けられ、昭和22年4月に全地方公共団体で一斉に選挙が行われたのが始まりであります。それ以降、国民の地方自治や選挙に対する関心を高めることを目的に、3月1日から5月31日までの間で任期満了となる首長や地方議員の選挙を対象に特例法を設け、期日を統一して実施して今回で20回目となります。
一方で、島根県内における4年前の投票率は61.09%であり、全国平均(44.08%)に比べると大きく上回っておりますが、成人年齢の引き下げも影響しているのか、第18回以降における県内での投票率は大きく減少しています。
投開票まで残すところあと僅かとなりました。選挙は私たちにとって、最も身近な政治参加の機会です。さあ、働くことを軸とした安心社会の確立に向け、期日前投票を行っていない方は、必ず投票へ行きましょう!!
──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────
●島根県知事・県議会議員選挙
4月9日(日)投開票(4月8日まで期日前投票実施中)
●島根県中小企業家同友会との懇談会
4月18日(火)、ホテル白鳥
●第94回島根県中央メーデー
4月29日(土・祝)10:30~11:30、松江テルサ
(プレイベント10:00~10:30)
※コロナ禍により各種出店およびデモ行進は行いません
(県内各地のメーデーについては各地協へお問い合わせ下さい)
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【編集・発行】
連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/
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