メルマガvol.88号 2023年3月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン vol.88号 2023年3月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。明日6日は、「36(サブロク)の日」です。
今月は、運輸労連島根県連合会 加田 章執行委員長、
情報労連島根県協議会 濱田淳一議長からの寄稿です。
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【運輸労連島根県連合会 加田 章執行委員長】
今春闘は、「政界」「財界」「労働界」ともに「賃金引上げが必要」との発言が相次いでいる。言葉通りならば、賃金が大幅に上がり景気の好循環へ向かう良い傾向となるだろうが、果たしてどうだろうか。あくまで私見だが三者とも言葉は同じであるもののそれぞれの思惑は異なっているように思う。
「政界」は、政府として賃上げムードを演出し一部の良い数字だけを取り上げ、国民に政治主導の成果を強調したうえで政権支持率の向上や統一地方選挙・国政選挙で与党候補への集票に繋げようとする意図が透けて見える。
「財界」は、低賃金水準からくる労働生産性の伸び悩みに加え昨今の深刻な労働力不足への危機感から優秀な人材確保を狙い大幅賃金引上げを先行して公表する大企業や安定した投資確保を得ようと賃上げによる人的投資をアピールする企業など、経済の好循環に積極的な取組みを見せようとしているが、中小企業の多くは、原材料やエネルギーをはじめ諸経費増への対応に苦慮し大幅な賃上げを期待する状況に無いように思える。
「労働界」は、永く続く低賃金水準に加え、諸物価高騰、社会保険料の負担増、エネルギー価格上昇など可処分所得の減少が続く状況を打破するため、大幅なベースアップを求め精力的に闘うとしている。ただ、春闘はあくまで交渉事である。対応企業の出方次第で満足いく妥結が得られるとは限らないし労働組合の無い企業が8割を超えている現実を考えると今後の交渉の行方は気になるところである。
いずれにしても、3月中旬の大手交渉の結果により、全体的な春闘の方向性が見えてくることから交渉当事者各位の奮闘に期待したい。
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【情報労連島根県協議会 濱田淳一議長】
~「平和と政治」~
昨年来のロシアによるウクライナ侵攻は、帝国主義時代に後戻りしかけない暴挙であり、絶対許されるものでなく、各国が連帯して、ロシアを糾弾し、制裁措置を続けながら、平和的に戦争をとめさせるよう対応していく必要がある。現地では、生活困窮が続いており、さらなる人道支援と継続的な支援が必要である。こうした世界的な安全保障環境を受け、岸田政権は、防衛力の増強が必要として、防衛費の大幅な増を打ち出し、敵基地攻撃能力の保有などを防衛手段に組み込むことを決定した。今回の岸田政権の決断は極めて問題を持つものであり、断じて容認できない。平和の実現は、国を導く政治の最大の役割であり、あらゆる角度から平和の実効性を高めた上で、専守防衛を理念とした防衛の在り方を、国会で丁寧に論議すべきであるが、最も重要なのは、私たち国民、一人ひとりが「自分事」として考えなければならいということである。
情報労連は、平和を大切にすることを次代に繋げるため、平和四行動(沖縄・広島・長崎・根室)に積極的に参加し、常日頃から平和であることの尊さを戦争の悲惨さを学んでいます。「誰もが安心と安全を享受できる平和の実現」に向けては、政治・国際情勢等が大きく関係し、私たち国民・有権者の意思や行動にかかっています。4月には、統一自治体選挙がおこなわれますし、解散・総選挙の声も聞こえてきます。日常的に政治に対する関心・重要性を認識し、「平和の実現」に向けた考えを共有する議員を送り出す事が重要です。
まずは、地域から「安心・安全・平和」への願いを国へ訴えるために、有権者のみなさん、統一自治体選挙の投票に行きましょう。
──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────
●3月6日は「36(サブロク)の日」
県内各所で街宣車による周知活動実施
●連合島根2023春季生活闘争勝利総決起集会 島根県中央集会
3月10日(金)18:00~、島根県庁前広場
県内各地区会議でも開催(3月13日~22日)
●島根県知事選挙
3月23日(木)告示、4月9日(日)投開票
●島根県議会議員選挙
3月31日(金)告示、4月9日(日)投開票
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【編集・発行】
連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/
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