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メルマガvol.75号 2022年2月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン vol.75号 2022年2月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
今月は、自治労島根県本部 須田 晋次執行委員長からの寄稿です。

 

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【「新しい資本主義」と言ってはいるけど・・・】

岸田首相は、「新しい資本主義の実現」を提唱し、その鍵が「成長と分配の好循環」であると明言しています。この言葉の中で国民が最も関心を抱くのは「分配」という単語であることは容易に推測できます。

果たして、岸田首相が考えている「分配」は、国民が考える「分配」と同じなのか。ここが食い違えば、使っている単語は同じでも国民が期待する「新しい資本主義」とは異なるものとなるのではないか。これが、現在、多くの国民が抱いている疑念です。

残念ながら、岸田首相はこの多くの国民の疑念を払拭する答えを明言していません。答えはあるけど言わないのか、実は答えを持っていないのかは分かりませんが、首相の看板政策の全容が国民に知らされていないということが、「まやかしでは」との疑念を持ってしまう原因になっていると思います。

また、自民党は、富が集中している財界・経営層から大きな支持を得て成り立ってきた政党です。「分配」の構造を見直すということは富の集中を弱めるということを意味することから、自民党政権にとって容易なことではありません。そうした困難に果敢に挑もうとしているとの印象から岸田首相は支持を集めていると思いますが、「分配」の見直し度合いが小さ過ぎて「期待外れに終わるのではないか」との疑念も拭い切れません。

多くの国民が期待するのは、「富の分配の正常化=サプライチェーン(調達・製造・販売等の一連)全体で生み出した利益を全体且つ正当に分配する構造への転換」です。

岸田政権の「新しい資本主義」が、「まやかし」や「期待外れ」ではなく、多くの国民に利益をもたらすとの微かな望みが裏切られないことを祈り、注視しましょう。

 

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新型コロナウイルスのオミクロン株による感染急拡大により、島根県内の医療や保健所業務が逼迫している状況にあります。これ以上の感染拡大を防ぎ、医療提供体制に大きな支障が生じないよう、一人ひとりが基本的な感染防止対策を徹底しましょう。

 

──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────

●連合島根結成日
 2月11日(1990年結成)

●島根県経営者協会との懇談会
 2月17日(木)、サンラポーむらくも

●「竹島の日」記念行事・竹島北方領土返還要求運動島根県大会
 2月22日(火)、島根県民会館

●連合島根「労働問題なんでも相談ダイヤル」開設
 テーマ:STOP雇用不安!みんなの力で職場を改善しませんか
 2月24日(木)~25日(金)10:00~19:00

●島根県産業別最低賃金の意向表明及び労働行政に対する要請
 3月4日(金)、島根労働局

 

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【編集・発行】
 連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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