メルマガvol.74号 2022年1月5日 連合の日 発行
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連合島根メールマガジン vol.74号 2022年1月5日 連合の日 発行
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今日は5日、「れんごうの日」です。
2022年最初の寄稿は、芳野友子連合会長、成相善朗連合島根会長による年頭のあいさつです。
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【連合会長 芳野 友子】
謹んで新春をお祝い申し上げます。昨年、一昨年と新型コロナウイルスの感染拡大に伴う未知の出来事の連続に、大変なご苦労・ご奮闘を続けてこられたと思います。心より敬意を表します。
今期の運動方針では、コロナ禍が浮き彫りにした諸課題に向き合い、新しい運動スタイルを構築しつつ、「すべての働く仲間をまもり、つなぐための集団的労使関係の追求と、社会に広がりのある運動」、「安心社会とディーセント・ワークをまもり、創り出す運動」および「ジェンダー平等をはじめとして、一人ひとりが尊重された『真の多様性』が根付く職場・社会の実現」などの推進を掲げています。
誰一人取り残されることのない、持続可能で包摂的な「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、「必ずそばにいる存在」として、すべての働く者の代表として、ともに着実に前に進んでまいりましょう。
本年も連合に対する一層のご支援をお願いするとともに、皆さまの益々のご健勝とご活躍を祈念いたします。
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【連合島根会長 成相 善朗】
新年あけましておめでとうございます。
今年も連合島根の運動に対し、ご支援をいただきますようお願いいたします。さて、2年にわたり国民生活に影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症は、昨年末から沈静化の傾向を示していますが、オミクロン新種株の市中感染が確認されたこともあり、いまだ安心できる状況にはなっていません。
長期化するコロナ禍の影響は、多くの働く仲間とその家族を直撃し、雇用と賃金労働条件が脅かされ続け、特にパート・有期・派遣契約、フリーランスなどの形態で働く仲間、女性、外国人、学生など多くの人が困難な状況に立たされました。
いままで進めてきた市場原理、新自由主義により、不安定雇用の拡大、中間層の縮小、貧困と格差の拡大を放置し続けてきたことにコロナウイルス感染症が拍車をかけ、社会的セーフティーネットの脆弱さが改めて浮き彫りになりました。
しばらくは、コロナウイルス感染症と共存していかねばならない状況が続きますが、命と暮らしを守り、だれもが生活不安のない社会をつくっていくために、あらゆる課題にチャレンジし、持続可能性と包摂を踏まえた社会に変えていかねばなりません。
また、実質賃金が低下し個人消費が伸びないことがマイナス経済の最大の要因です。さらに、長引くデフレによって原材料の高騰から商品の値上げをすれば購買に繋がらず、消費を手控える状況になっています。将来不安からコロナ対応給付金も貯蓄に回さざるを得ない事態が続いています。いまのまま賃金が上がらず物価だけが上昇すれば、スタグフレーションを生み出し、労働者を直撃することさえ懸念されます。
働く人が安心して将来の生活設計をするためには継続かつ大幅な賃金引上げが必要であり、そのための交渉力の強化が重要です。そして、労働組合のない労働者にも賃上げ効果を波及させ、労働者が交渉することによって賃金が改善されることを広げていかねばなりません。
社会不安、健康不安、将来不安が募る今日、労働運動が積み上げてきた集団的労使関係の重要性はさらに高まっています。そのためこれまで、労働組合活動と距離があった働く仲間、連合の存在を知り得なかった働く仲間との関係づくりを積極的にすすめ、職場でも地域でも働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」となるべく幅広く運動を進めていきます。
本年もよろしくお願いいたします。
──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────
●第63回地方委員会
1月21日(金)、労働会館
●2022新春旗開き
1月21日(金)、ホテル一畑
(文責:副事務局長 青木)
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【編集・発行】
連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/
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