連合島根は働く人の応援団!労働組合結成のお手伝いや仲間づくり、労働相談などを行っています!

メルマガvol.72号 2021年11月5日 連合の日 発行

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連合島根メールマガジン vol.72号 2021年11月5日 連合の日 発行
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【11月は「過労死等防止啓発月間」】
今日は5日、「れんごうの日」です。今月は5名の方からの寄稿です。

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【連合島根青年委員会 小林 広樹委員長】

みなさん、こんにちは!
連合島根執行委員を仰せつかっております連合島根青年委員会の小林と申します。

11月に入り、朝晩とだんだん寒くなりましたね。季節の変わり目に毎回風邪を引く私にとっては、気を付けないといけない時期になりました。というのも、昨年の12月に第一子となる息子が生まれたからです。現在、子育てに奮闘中で、日々息子の成長を喜んでいます。

最近になって一番嬉しかったことは、息子が少しずつ歩けるようになったことです。今は、15歩くらい歩けるようになりました。急に成長するので、毎日が楽しみです。こうやって子どもの成長を日々感じることができるのは、子どもとの時間を持つことができているからだと感じています。それは、職場の理解があるから成り立っていることでもあると思っています。

仕事を定時で終え、帰宅することを良しとせず、残業して当たり前だという風潮がある中で、定時で帰らせていただいているからです。父親も子育てはしなければなりませんが、なかには仕事との両立に悩み、子育てをしたいけれど、できない環境におられる人もいるのではないかと思います。男性が子育てに参加するには、まず職場の理解が得られなければならないと思います。

私は、育児休暇は取りませんでしたが、今後も少しでも多く子育ての時間を持てるよう、時短勤務の取得等も検討していこうと思っています。男性の育児参加率が上がり、子育てしやすいまち、全国1位の島根県になればと願い、まずは自分が仕事も子育ても頑張ろうと思います。

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【連合島根女性委員会 安部 陽子委員長】

「今日から俺にご飯を作れ」「はぁ?」。10年前、母が亡くなって間もなく、父から言われた。そのとき、なぜかこの言葉に腹が立ち、思わず「私はあんたの家政婦じゃない」と言ってしまった。母は、「ご飯の作り人」であり、妻でも嫁でもなかったのだ。

その後しばらくして、父は小さな炊飯器や電気鍋、フライパンなどを購入しはじめ、自分で食事を作るようになった。食材には、自給自足というのかカボチャ(毎年、家の畑で自生する)やタケノコ、いちじく、梅、栗なども登場する。最近は、烏骨鶏まで飼い始めた。(これには困惑している。まさか肉にしてまで食べないだろうが)

私が子どものころ、母はまだ暗いうちから起き、畑仕事に洗濯、食事づくり。日中は算盤工場へ働きに出ていた。母の手はいつもあかぎれだらけで痛々しかった。片や父親、朝は7時頃まで寝ていた。対照的な親の姿を見て私は育ったのだ。

母が亡くなってから私は強くなったと思う。女性性しかないと思っていた私の心の中には男性的な面もあるのだと感じる今日この頃である。

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【松江隠岐地域協議会 永田 良和議長】

突然ですが、みなさん。
宇宙の始まりについて考えたことがありますか?

何となく「ビックバーン」と言う超巨大な爆発から宇宙は始まった。といった感じでしょうか。
私は、悩んだ時や挫けそうになった時、理解できない宇宙のこと、私たちの始まりのことを考えて「こんなちっぽけなことで悩むのは辞めた。」と精神コントロールしています。笑笑

約138億年前、1兆度を超える超高温・超高密度でバレーボールほどの大きさだった火の玉が大爆発して宇宙ができた。これがビックバーン理論です。私たちが暮らすこの地球も、そして太陽も、天の川銀河や宇宙に広がるすべての物質が、たったバレーボールほどの大きさの中に凝縮されていたわけですね。
私の頭では理解ができません。

では、その火の玉が大爆発するビックバーンはなぜ起きたのか?
無の中での揺らぎのエネルギーが「インフレーション」を起こし、ビックバーンの元となったとされています。
またまた頭の中は???です。
インフレーション理論とは、揺らぎのエネルギーから発した顕微鏡でもやっと見える程度の宇宙の元が、ビックバーンとなる10-36秒前から10-34秒前の間に急膨張し、その際に放出された熱エネルギーがビックバーンの火の玉になった。とされるものです。このインフレーションの膨張速度は、シャンパンの泡1粒が、光よりも早い一瞬のうち に太陽系以上の大きさになるほどの速さです。光の速さは、太陽で発した光が地球に届くまで8分19秒かかるものだから、このインフレーションの速さは私たちの常識を逸脱していますね。宇宙誕生直後の約3分間で、私のたちのまわりにある、すべての物質の源が生み出されました。超高温の宇宙は、この間に急激な膨張を起こしながら冷えていき、その中で、物質のもとである素粒子のうち「クォーク」と呼ばれるものが集まり、陽子や中性子となりました。さらにはその陽子や中性子が集まって、原子となったのです。私たちの体を構成する物質もビルも電車も地球も太陽も銀河も、全部、源はこの素粒子です。あなたも私も、もとをたどれば一緒なんですね。皆さん、組合運動していて、色々な悩みや壁にぶち当たる時があると思いますが、もとは一緒ですから!こんなに広い宇宙の中で、素粒子が結合して、皆さんが生まれたと言う奇跡に勝るものはありません。悩んだときは、発想の転換で乗り越えましょう。

結びに、皆様におかれましては、変わりませず松江隠岐地域協議会の活動にご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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【出雲・雲南地域協議会 白築 誠志議長】

『自然の中で』

これは、私が子供のころのお話です。
時代は、昭和の40年代、出雲市の山間部の家に3人兄弟の末っ子で生まれた私は、外で体を動かす事が大好きなまさに「田舎の子供」といった感じでした。遊びと言えば、春・夏・秋・冬と4つの顔を持つ自然という遊園地が遊び場でした。

春は、ふきのとう、わらびといった山菜を採ったり、家には山を一山持っていたので、父親と竹の子掘りに行ったりと、山菜を見つけて採ることが、楽しくて夢中になっていました。山菜の天ぷらや竹の子ご飯はサイコー‼‼夏には、家の裏を流れている川で魚釣り、道具はと言うと、そこら辺にある細い竹に糸を結んだスペシャル使用、餌は米粒など、これで簡単に魚釣れるんですよ~。川の石の下には爪に毛の生えたモズクガニが隠れているので、手を入れて捕まえたり、たまぁ~に指をカニの爪で挟まれて痛い思いをしましたが…。
そして夏と言えばメインイベントのカブトムシ&クワガタ採り!山の中にカブトやクワガタがいる直径15cmくらいの木があり、それを足で思いっきり蹴ると、ボトボトボトとカブトやクワガタが落ちてきて、虫かごいっぱいになるくらい捕まえていました。ちなみに私はミヤマクワガタがNO.1、それと体の色が赤っぽい色をしたカブトムシ(通称 赤カブ)もカッコ良かったなぁ~。
秋はというと、待ってました食欲の秋です。柿の木は家の周りの至る所にあり、食べ放題!栗も拾い放題!父親と山に行って、キノコを採ったりちょっと高いところにはアケビがあったりと、自然の実りに感謝!感謝です。
冬は寒いし、雪も積もって外で遊べないでしょう。なぁ~んて大間違い。友達との雪合戦は当たり前。家の屋根から落ちて積もった雪でかまくらを作ったり、ソリを持っていい斜面を探しては滑り降りたりと、しもやけと格闘しながら遊んでいました。

こんな4つの顔を持つ自然の中で、年上のお兄さんたちから遊びを教えてもらったり、自分たちで遊びを考え、ときには失敗もありましたが楽しく過ごしたおかげもあって健康で体も丈夫になり、食べ物も好き嫌いなく成長できたと思います。

時代も、平成、令和となって私もいい親父となった今思うことは、コロナウイルス感染症を抜きにしても、外でワー!キャー!と言って遊んでいる子供たちの姿がとても少ないと感じられ、淋しい気持ちになったりします。家の中でテレビやゲームをするのも楽しいかもしれませんが、自然の中で遊ぶ。そんなお金では買うことのできない経験がたくさん出来ればもっと笑顔あふれる生活ができるのではないでしょうか?

島根には、海あり、山あり、川あり、湖あり、沢山の宝物があります。この宝物をうまく生かして暮らしていきたいものです。最後に、私の子供のころの勉強の方は皆さんのご想像におまかせします。

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【西部地域協議会 皆尾 智幸議長】

連合島根西部地域協議会で議長を仰せつかっております、皆尾です。
11月20日の西部地協定期総会で退任となりますが、この4年間、連合島根の役員の方をはじめ、多くの働く仲間の皆さんにお世話になり、議長の任を何とか終えようとしております。この間、大変にお世話になりました。

私の仕事は、連合島根で決定した方針を地域の仲間にお伝えし、一緒になって運動していく事で、働く仲間とその家族の生活を守り、地域を守っていく事です。したがって、連合本体を支えているのは、各単組であり、組合員のお力であります。そうした気持ちを忘れず、これからも組合員の一人として、労働運動に励んでまいります。私は労働運動をする上で、一番大切なことは、仲間を守っていく事、働く環境を守っていく事であろうと今更ながら思うのであります。

私が、単組で書記長をしておりました頃、組合員が自死で亡くなられました。あまりにも突然のことで、信じられない気持ちでありました。私にとって亡くなられた方は、1年先輩であり、実家も近くであることから小学校からお付き合いがありました。職場でも何年間か同じ課でお世話になり、色々と教えていただきました。先輩は仕事が出来、優秀な方でした。そんな先輩が異動先で悩んでいる、普通とは少し違うと周りの方から聞いていたのも事実であります。しかし先輩の性格上、また、後輩である私から心配の声をかけることに私はためらい、結局その件に対し先輩と話すことが出来ませんでした。今でも相談出来なかった事を悔やんでおり、自死されたことを忘れることが出来ません。このようなことを再び起こさせてはなりません。また、近年は特に早期退職者が多く、私の職場でも今年度をもって退職される先輩がいます。未来に向かって展望を持ち退職されるのであればいいのですが、そうではないようです。職場の人間関係がうまくいかず退職される方がいる現状を見て、私は労働運動とは何かと今一度考え、安心して働くため の職場環境づくりに努めてまいります。

すべての働く仲間が定年退職するまで、元気に明るく仕事ができる職場環境を求め、連合島根で学んだ事、出会った仲間の皆様に感謝し、これからも頑張ってまいります。

本当に4年間ありがとうございました。

──◆◇ トピックス ◆◇───────────────────────────────

●過労死等防止対策推進シンポジウム
 11月19日(金)13時30分~15時30分
 安来市総合文化ホールアルテピア 小ホール

●連合島根第17回定期大会
 11月12日(金)労働会館

●松江隠岐地協第9回定期総会
 11月19日(金)松江テルサ

●西部地協第9回定期総会
 11月20日(土)浜田ニューキャッスルホテル

●出雲・雲南地協第6回定期総会
 11月27日(土)ラピタウェディングパレス

●ワークルール検定2021・秋
 11月28日(日)ラピタウェディングパレス

 

(文責:副事務局長 青木) 
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【編集・発行】
 連合島根 http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/shimane/

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