平和行動 in 根室
9月13日(金)~16日(月)、連合主催の「平和行動in根室」が開催され、連合茨城団16名は連合関東ブロック代表団として参加しました。14日(土)は北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)において北方領土問題に関する知識と理解をより一層深めるためのセミナーに参加しました。15日(日)は納沙布岬において開催された「2013平和ノサップ集会」に参加しました。
「北方領土は,我が国固有の領土」 茨教組 友部 政之
私は,幼少の頃から聞いていたが,恥ずかしながら詳しいことを知らずこの歳まで来てしまった。近年,ビザなし交流で島に渡ることが少しではあるができるようになった。今回,元島民の鈴木咲子さんの話を聞くことができた。
現在暮らしているロシア人の方に「恨んでませんか?」と尋ねられたことがあるようです。鈴木さんは,「もちろん家を出され,自由に墓参りもできない状況でとても悲しい。」と答えたそうだ。するとその方は、過去の自国の誤ちを謝罪し「本当に申し訳ない。」と。鈴木さんは気持ちが楽になったそうだ。 私は,現在の様々な状況を考えると「このままでいいのでは・・・。」と思ってしまった。しかし,鈴木さんに聞いてみると「現在の生活や現地でのインフラの問題もたくさんあるけれど,私は帰りたい。」とはっきりとおっしゃった。
納沙布岬の霧に隠れた北方領土のように先は見えないが,返還に向けてこれからも話し合いを続けていって欲しい。やっぱり,返してもらわなければいけないものだから。
「2013平和行動in根室に参加して」 電力総連 東電労組水戸支部 河野 秀啓
私は、今回初めて平和行動に参加させて頂きました。「北方領土問題」私の知識の中では、学生時代の教科書で見た、TVから流れるニュースで聞いた、その程度の認識しか無くなっていることに根室市を訪れて、改めて気付きました。
当時の北方領土にはおよそ17,000人もの多くの人が住んでおり、旧ソ連軍の侵攻によって、引き上げをせざるを得ない状況は、とても混乱し、計り知れない恐怖だったと思います。着の身着のまま自分の家を出てきた、先祖代々のお墓がそのままになっている状況を伺った時は、胸を締め付けられる思いでした。
また、日本固有の領土である島をロシアによって年々整備されていく現状は、何とか取り戻そうと言う意識の私たちにとっては、とても歯がゆく、やりきれない思いでいっぱいになりました。平和行動を通じて、島国である日本は様々な地方で島国を巡る問題があり、その解決に向けて多くの人間が動いている事を目の当たりにし、行動することの大切さを学びました。故郷を奪われる悲しみや苦しみを深く胸に刻み、これからも自分にできることを精一杯行動していこうと思います。
「連合平和行動in根室に参加して」 日本赤十字労働組合水戸支部 堀江 恵子
北海道立北方四島交流センターに於いてセミナーが開かれ「北方四島の自然と諸問題」「日本の海と領土問題」の二カ所を受講させていただきました。
「北方四島の自然と諸問題」では、
ラッコはどこから来たか。好物のウニが日本に輸出されたため、無くなってしまった餌を求めて見えない壁を越えて来た。動物には国境がない。人間が作るものである。日本がこれから是非やって欲しいことは、具体的な将来到達点(ゴール)への道筋を逆算し『今何をすべきか』という考え方「バックキャスト」による取り組みへ転換していくことが必要であるとのことでした。1997年11月エリツィン大統領と橋本総理は、領土問題について東京宣言に基づき、2000年までに平和条約締結するよう設定していたが、エリツィン大統領が病気になってしまった。「日露平和公園」と呼ばれる構想がある。世界自然遺産に登録された「知床」を、北方四島とその先のウルップ島にまで拡張し、日露共同の世界遺産にするという案だ。「せっかく同じ生態系にあるのだから、世界遺産を拡張することを考えた。
また、「日本の海と領土問題」では、
メタンハイドレートが南海トラフでも取れるが買った方が安い。石油輸出国は不安定である。開発に掛かるお金が。年間90~100億円になる。南鳥島にはエアアース・金・銀もあり将来的に使える。日本は、418もある島々に人が住み、70万人が広い海を守ってくれている。尖閣諸島周辺には、黒潮が流れアホウ鳥がいるところには魚や資源がある。海洋環境保護区にする北極海航路の重要性もある。ロシアは、極東開発を進めるために経済を日本に頼るべく国後島に空港を作るよう見せかけ、日本に圧力をかけている作られた島である。それぞれの島の特徴をつかんだ交渉で海を確保する。などが概ねの内容でした。
それぞれの話を聞き、第二次世界大戦終結後、ソビエト軍が北方四島に上陸した後、ここを不法占拠し今日まで続いている訳で、島民は、すでに年老いて先祖の墓参りも自由にできない現状を目にし、その悔しさは如何ばかりかを推察しました。歴代の日本首相、ロシア大統領は会談を繰り返してはいるものの、そこには、大きな資源問題が横たわり、人間の尊厳を無視したロシア側の駆け引きばかりが先行し遅々として進まない領土問題。今、二世三世の方々が返還に向けて取り組んでいます。進みが遅いと意識が薄れてしまわないかと心配になりますが、粘り強い交渉と今後も北方四島の返還が実現するまで運動に取り組むと言う連合に、産別を始め個人でも微力ながら何かしらの取り組みができればと考えます。
第1回連合茨城ボランティアチーム研修会
9月3日(火)午後2時から茨城県労働福祉会館大会議室において、連合茨城ボランティアチーム(TEAM連合茨城)研修会を行いました。「TEAM連合茨城」は東日本大震災を教訓に結成されたボランティアチームで、第1回目の研修会は約40名が参加し、講師に水戸市消防職員協議会の皆さんを招き、救命についての講習と、実技研修として心臓マッサージ・AED講習を行いました。
心臓マッサージの合言葉は『 強く・早く・絶え間なく 』。1分間に100回・深さは体の半分で行います。救急車が到着するまでの時間に何をしてあげられるかが救命にはとても大切、とのことでした。
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連合茨城和田会長あいさつ |
心臓マッサージとAED講習
(水戸市消防職員協議会の皆さん) |
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参加者を3チームに分け講習を行いました。
最後に代表の方2名で人形に心臓マッサージとAEDを使った一次救命処置を行い、講習の仕上げとしました。 |
平和行動 in ナガサキ
8月7日(水)~9日(金)、連合主催の「平和行動inナガサキ」が開催され、連合茨城からは26名が参加しました。8日(木)は連合主催の「2013平和ナガサキ集会に参加しました。9日(金)は長崎市主催の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参加しました。
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連合2013平和長崎集会の様子 |
参加者の皆さん |
2013連合平和行動in長崎に参加して 連合茨城いきいきユニオン組合員 永井 誠
今回初めて長崎平和行動に参加しました。
稲佐山から見た長崎の夜景は、世界新三大夜景に選ばれているということでとても美しかったです。夜景を案内してくれたガイドさんの話によると、そこから見える街並みのほとんどが、たった一つの原子爆弾によって一瞬にして消失してしまった、ということでした。
原爆の恐ろしさは、学生時代、原子力科で学んでいたので分かっているつもりでおりましたが、こうやって実際に被爆地の街並みを拝見して、この街が一瞬で消えてしまう破壊力の大きさを改めて認識しました。
連合平和長崎集会では、奥村アヤ子さんの被爆体験のお話を伺い、原爆により一変した街の状況、家族や友人を失った悲しみなど当時の様子を詳しく知ることができました。
原爆により死者73,884人、負傷者74,909人(その年の12月末までの推定)といわれておりますが、生き残った方々も今もなお後遺症や放射線による白血病やがんなどの晩発性障害が起きる不安、そして深い心の傷を抱えていると思います。このような甚大な被害をもたらし将来に渡り影響を及ぼす兵器を使用することが再び起こらないためにも、核兵器廃絶を求めていくことを強く感じました。
平和行動 in ヒロシマ
8月4日(日)~6日(火)、連合主催の「平和行動inヒロシマ」が開催され、連合茨城からは31名が参加しました。5日(月)は連合広島がガイドを務めるピースウォークと、連合2013平和広島集会~核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を求めて~、6日(火)は広島市原爆死没者慰霊式と平和祈念式典にそれぞれ参加しました。
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ピースウォークの様子 |
平和を祈り折った千羽鶴を手向けました |
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8月4日(日)~6日(火)、連合主催の「平和行動inヒロシマ」が開催され、連合茨城からは31名が参加しました。5日(月)は連合広島がガイドを務めるピースウォークと、連合2013平和広島集会~核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を求めて~、6日(火)は広島市原爆死没者慰霊式と平和祈念式典にそれぞれ参加しました。 |
連合茨城団 |
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平和行動inヒロシマに参加して 連合茨城青年委員会 全電線 小松田 敏功
8月4日から6日の3日間、平和行動in広島に初めて参加させて頂きました。
小学生の頃に旅行で来て以来の訪問となりました。その時にも広島平和記念資料館を見学しましたが、再度の見学を行いました。小学生だった私は特に思う所が無く、物珍しさだけが印象として残っていました。しかし、歴史的な背景を知った今、戦争の悲惨さと原爆の恐ろしさ再認識しました。
また、被爆者の講演において原爆投下直後の悲惨な状況を聞き、原爆を二度と使ってはいけないという思いを強めました。
年々、被爆者が減り原爆投下直後の状況を語ることのできる人が少なくなる中、この悲劇を風化させないために、今回見聞きした内容を後世に語り継ぐことで平和維持活動に協力していきたいと思います。
橋本知事と政策協定書締結式・茨城県との政策懇談会
7月30日(火)午後3時から水戸市三の丸ホテルにおいて、8月22告示、9月8日投開票の茨城県知事選挙に出馬する橋本昌知事と政策協定書の締結式ならびに、茨城県との政策懇談会を行いました。懇談会には連合茨城からは和田会長をはじめ18名が出席し茨城県から橋本知事をはじめ9名、、①企業誘致の推進について(石堀副会長)、②県内の地域医療について(栗原執行委員)、③県防災情報ネットワークシステムの強化について(小野瀬副会長)、④茨城空港の利用促進と渡航対策の推進について(篠塚鹿行地協議長)、⑤橋梁の修繕について(赤上地協議長)の5点について連合茨城が提起し、茨城県の考え方と今後の取り組みについて説明を受けました。この懇談会は茨城県政に対して、連合茨城の政策・制度要求と提言ならびに重点政策について意見を反映させるために、毎年2回行われています。
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政策協定書締結式(左・和田会長・右・橋本知事) |
石堀副会長(JAM) |
栗原執行委員(ヘルスケア労協) |
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小野瀬副会長(JP労組) |
篠塚議長(基幹労連) |
赤上議長(自治労) |
会場の様子 |
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